注文住宅は人生で最も大きな買い物のひとつ。だからこそ、「ここをこうしておけばよかった」という後悔は、できる限り避けたいものです。
実際に家を建てた方々への聞き取りから見えてきた、多くの人が共通して後悔しているポイント をまとめました。これから家づくりを進める方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. コンセント・スイッチの位置が使いにくい
入居後にもっとも多く挙がる後悔のひとつが、コンセントの数と位置です。
設計時には「とりあえず壁にいくつか」と決めがちですが、実際に生活してみると、家電配置や生活動線とずれていて、延長コードだらけになってしまうケースが少なくありません。
対策のポイント: - 家具・家電の配置を 事前に図面に書き込む - 「掃除機をかける動線」「スマホを充電する場所」を想定する - スイッチは利き手側、よく通る側にまとめる
2. 収納が「量」だけで「場所」を考えていない
「収納をたくさんつけたのに、結局物があふれている」というのも定番の後悔。
収納は 総量 ではなく、何をどこにしまうか で決めるのが正解です。
対策のポイント: - 玄関の靴やコートが入る量を確認 - パントリーは「買い置きの量」に合わせる - 寝室のクローゼットは「夫婦それぞれの服の量」を計測する
3. 窓の位置・大きさ・カーテン代を軽視した
「採光が悪い」「外から丸見え」「カーテン代が想定外」――これも頻出の後悔です。
特に 大きな窓 は、開放感の代わりにカーテン代が高くつくこと、断熱性能に影響することを忘れがち。
対策のポイント: - 隣家からの視線をシミュレーション - カーテンの 概算費用を初期見積もりに含める - 西日の入り方を季節ごとに確認
4. キッチンの作業動線とゴミ箱の位置
キッチンは「シンク・コンロ・冷蔵庫の三角形」だけでなく、ゴミ箱や食洗機までの動線 も重要。
対策のポイント: - 燃えるゴミ・プラ・缶ビン用の ゴミ箱を置く場所 を確保 - パントリーへの動線 - ダイニングとの距離(料理を運ぶ)
5. お風呂・洗面・洗濯機の動線
「洗濯機から物干しまで遠くて毎日きつい」という声は多数。
対策のポイント: - 洗濯機 → 物干しスペース → クローゼット の 一直線動線 を意識 - ランドリールームを設けると劇的に楽になる
6. 外構費用を見落としていた
家本体に予算をかけすぎて、外構(駐車場・庭・フェンス)に費用が回らない ケース。
外構費用は一般に 建物価格の10〜15% が目安。最初から予算に組み込んでおきましょう。
対策のポイント: - 駐車場の数(来客用も含めて) - フェンス・植栽の最低限の見積もり - アプローチ・玄関アプローチの段差
7. 家具・家電のサイズを建築前に決めていない
「ソファが入らない」「ダイニングテーブルが置けない」――これは設計段階で防げる失敗です。
対策のポイント: - 主要な家具のサイズを メジャーで実測 - 搬入経路(玄関・階段・通路の幅)も確認 - 大型家電(冷蔵庫・洗濯機・テレビ)の寸法
8. メンテナンス性を考えなかった
「掃除しづらい吹き抜け」「手の届かない高所窓」など、清掃や修繕の難易度 を考えなかった例。
対策のポイント: - 高所の窓・照明は 電動・取り外し可能 にできるか確認 - 外壁材・屋根材の メンテナンスサイクル を把握 - 30年で必要な修繕費を見積もる
9. 防音・遮音への配慮不足
「子どもの足音が下に響く」「道路の音が予想以上にうるさい」――
特に 2階の床、隣家との壁、道路面の窓 は防音対策がポイント。
対策のポイント: - 道路に面した窓は 二重サッシ や厚いガラス - 2階の床に 遮音シート - 隣家との壁は 石膏ボード二重張り の選択肢
10. 30年後を想定していなかった
家は 30〜40年住む もの。子どもの成長、親との同居、自分たちの老後――時間軸を意識した設計が大切。
対策のポイント: - 段差・廊下幅・トイレ位置は バリアフリー対応可能 か - 子ども部屋は 将来仕切れる/外せる 設計に - 1階だけで生活できる動線(高齢期)
まとめ:失敗を防ぐ最大のコツ
10の失敗事例に共通しているのは、「実際の生活をどれだけ具体的に想像できたか」 という一点です。
工務店との打ち合わせで「なんとなく良さそう」で決めず、自分たちの生活の解像度を上げて伝える ことが、後悔を防ぐ最大のポイントです。
そのために、家づくりの希望を構造化 してくれるサービスを使うのもひとつの方法。スマイバディは、AIヒアリングを通じて「自分でも気づいていなかった希望」を可視化し、それに合う工務店をマッチングします。
家を建てる前に、まずは自分たちの希望を整理することから始めてみてはいかがでしょうか。